入れ歯の金属が見えて思い切り笑えないとお悩みを抱えている方も少なくありません。
見た目に自然で目立たない入れ歯を検討してみてはいかがでしょうか。
目立たない入れ歯の中でも主流なものをご紹介したいと思います。
この他にも様々な入れ歯があり、今や入れ歯だからと何かを諦める必要がない時代です。ぜひ参考にしてみてください。
ノンクラスプデンチャー(バネのない入れ歯)
アメリカのFDA(米国食品医薬品局)でも承認済みの安心素材「ナイロン系ポリアミド樹脂」を使用した部分入れ歯です。
今までは金属となっていた引っ掛け部分が口腔内と同じ色でできているため、見た目が自然で、装着しても目立ちません。
金属フリーですので金属アレルギーの心配もなく安心です。
デメリット
- 噛む力は従来の20~30%程度になる
- 適用できる症例に限りがある
- 熱伝導がいまいちで食べ物の温度を感じにくい
- 変色の可能性がある
- 極端な温度変化に弱い
インプラントを活用した入れ歯
2~4本のインプラント(人工的な歯根)を埋入し、現在使用している入れ歯をしっかり安定させます。
ガタガタと動かず噛む力も従来の歯とほとんど変わらないため、快適な毎日をお過ごし頂けるでしょう。
また、患者さんご自身での脱装着が簡単なのでお手入れが楽な点もメリットとして挙げられます。
デメリット
- インプラントを埋め込むための外科手術が必要
- 自費診療なので、比較的高額になる
- 持病をお持ちの場合などインプラント手術が適用できない症例がある
コーヌスクローネデンチャー
残った歯に円錐形の金属キャップをして、その上から義歯を被せる入れ歯です。
噛む力は歯に比べて50%と高く、ある程度硬いものも食べることができます。
デメリット
- 残っている歯に負担をかけるため、歯が折れてしまうこともある
- 残っている歯を削る必要がある
- 手間と時間がかかる
- あつかっている歯科医院が少ない
マグネットデンチャー(磁石入れ歯)
歯根と義歯にそれぞれ磁石を埋め込んで固定しますので、ぴったり吸着し合い、ガタガタとすることはありません。
バネを使用しないため経年劣化により緩くなることもなく、さらに取り外しも簡単で身体に不自由がある方でも使いやすいです。
磁石は半永久的に機能しますので取り換えの必要がなく経済的だと考える患者様も多いです。
デメリット
- 磁性金属を歯に組み込む箇所では歯の神経をとる必要がある
- 磁性金属を組み込む歯は、ほとんど根だけの状態になる
- 磁性金属が歯の根に食い込むことにより、歯根が割れるリスクがある
- 入れ歯が破損した時、修理がしにくい
ここでは目立ちにくい入れ歯についてご紹介しましたが、当院では患者様のご要望やお口の状態またはライフスタイルに合わせてお選びいただけるよう、豊富な種類の入れ歯(義歯)をご用意しております。
噛み合わせ、見た目、使用感をしっかりと考えて提案・製作させて頂きます。入れ歯は毎日、長く使用するものですから疑問や不安は沢山あって当然です。
そんな気持ちを正直にご相談下さいませ。最適な入れ歯を一緒に作っていきましょう。